したたかに [子育て]
○ 食いしん坊の変化
生まれながらの食いしん坊。家族三人、三等分に何かを分ければ、一番大きいもの、多いものを選ぼうとする。例えばそれぞれのお皿のいちごが何粒なのか、すべて数える。
そんな真剣なまなこを見つつ、私は毎回「友だちと分けるときはそういう風にしないんだよ」と言う。
『昔なつかしいミルクキャンデー 6本入り』を、私は一日一本こっそり食べていた。
息子に見つかった時点で、残り1本。
「ごめん、ほとんどお母さんがむしゃりむしゃりと食べちゃったんだよ」と言うと
「いいよ。お母さんも食べたいよね。体が甘いものを欲していたのかもしれない」と言われた。
それまで、ずるい、悔しい、が先に立っていたのに!
○ 男児よ
女児になりすまし「裸の写真を比べよう」と言ってくる大人がいる。そんなことをセキュリティー教室の授業で教わったらしい。女の子たちの気持ちは大丈夫だろうか。自然と、男の子のことを怖いと思い気持ち悪いと言う女の子も出てくるだろうなぁと思う。
ある日息子が歩いていると、女の子たちがキャーと言って逃げた、とのこと。
息子は気の弱い方だ。うーん、どうしたらいいかね、と、夕飯食べつつ話す。
とにかく、動じないこと。自分が何も悪くない場合、こそこそしない。キャーッて言った女の子たちを笑わせるくらい出来たら上等だけどね。やっほーって手を振るとか?突然、英語でHello?同じようにキャーッて言って逃げる?等。
話は続いた。折から子どもの自殺率の高まりのニュースがあった頃だ。
たとえいじめられても自分が自分を好きでいること。自分の幸せを犠牲にしないでほしいと話した。
すると息子は
「お母さんは○○のことを考えすぎて自分を犠牲にしている気がする。」と言った。
(○○は子どもの名前。学校では「ぼく」と言っているらしいので、家限定)
はぁ、そこまで考えられるようになったんだなぁ。9歳。
いや、むしろ日々体調の良くない母で申し訳ないと思ってるよと話した。社会に出られていないのは主に自分の体調のせいだからさ、と。
来年10歳になる。「幼少期こそ手塩にかけてください」というのは、もう過ぎたのか、と、遅まきながら気づく。子どもが短時間の留守番を出来るようになれば、私の生活も何か変えらる可能性があるなんて……!まずは元気にならないと。
脚本のこと [脚本]
けれど、無事に生きていることと、少しずつ前に進んでいることをご報告したいと思います。
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このたび私が書いた脚本を、形にしていただきました。
雑誌「演劇と教育」 2023年5+6月号 no.733
小学生向脚本「いちごが言うには」
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そろそろ発売日です。
自分の脚本が紙に印刷されて売られてゆくのは初めて。
つたない作品だけれど、日本全国の小学校のどこか一つでも演じてくれたら本当に夢のようだと思います。
さて、日常生活は、体をだましだまし、あいかわらず社会に出られぬ葛藤を抱きながら過ごしています。
子どもは9歳。男の子らしい問題を起こしながら元気に育っています。
ひとときをすくう [子育て]
はじめての絵日記 [子育て]
5歳の始まり [子育て]
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インフルとマラソン [子育て]
エスプレッソは飲んだことない [子育て]
2018年のソメイヨシノ [子育て]
外出の際、用事を済ませたら直帰する。倒れることなく一日を終らせるための、体力温存から。昨日はうれしいニュースがあり、桜が満開の坂道を自転車で下りて行った。春休みのこどもを後ろに乗せて、夕方の遠回り。
通りながら、その日の朝こどもに言ったことを思いだした。
「お母さんは、自分の小さいころで覚えているのは、四歳の思い出だよ。」という話をしたのだ。
後部座席のこどもは、桜の花びらを掴もうと「かぜよ!かぜよふけ!」と叫んでいた。
信号待ちのとき、後ろを向いて私は話した。「お母さんの自転車の後ろに乗って、満開の花びらを見たなぁと、〇〇が覚えてたら良いなぁ。」
その夜、寝かしつけで2冊の絵本を読み終わり、もう寝るかなぁという感じの時に、こどもは突然泣き出した。
「まんかいのときに、さくらみたことを、わすれたくないよう!」
覚えていないことが増えているのを、こどもはときおり実感している(二歳の時、お父さんと船に乗ったこと等)。それが寂しいようだ。
それと、桜のアーチや桜吹雪がよほどうれしかったんだろうと思う。桜は毎年咲くと言ってなんとか寝かしつけたものの・・・。
こんなに感傷的な子で大丈夫だろうか、と思う。年少組の終業式の日も、とりわけ仲良しの友だちがいたわけでもないのに、帰宅後に大泣きした(クラス替えがあるため)。繊細すぎると辛いことが多くなってしまうだろうになぁ・・・。
父親が約三年不在というのも、影響していると思う。「さびしい」というのをわりと早くから感じていたこと、異なる価値観の人が同時に一緒に住んでいないこと。どちらかが厳しくして、そしてどちらかが甘やかす、のように、逃げ場がある方が良いのだろうな。こういう考えの大人もいるし、また別の考えの大人もいるんだ、ということを、口では説明しているつもりだけど、日常生活で実感していないし・・・。
まぁ、じっちゃん、ばっちゃんが甘やかしてくれているから、いいか。
「まぁ、いいか」って切り換えて、楽しいことを考えられる技を身につけさせたいところ。
4歳になりたくない [子育て]
はえればいい [子育て]
ブログの更新がなかなか出来なかった2017。
それでも訪ねてきてくれている皆様に感謝。
(2017年の短歌などとの格闘は、別でまとめたいと思います。)
父息子のケンカ(3歳4~8ヶ月のころ:3) [子育て]
(お父さんから届いたポストカード。投函から15日で届いた。遠い。)
あのね魔神(3歳4~8ヶ月のころ:2) [子育て]
これをもっててよかったぁ
これをもってたらべんりだよ
あのね
このチーズはやわらかいよ
そして焼きたてだからあっついよ
それに、ね、
おかあさんもいれるのは手伝わなきゃいけないの
てつだってね
あのね
七福神のところにいれるのおわって
つぎは おかあさんのにいれて
おかあさんちょっとやさしいから ちょっと七福神より多くしようかな
~~~~~泣き虫の泣き所(3歳4~8ヶ月のころ:1) [子育て]
こんなに書けないとは [子育て]
ご無沙汰しております。なんとか生きています。こどもの初めての運動会が終わったところ。書きたいことがいっぱいあるのに・・・。
今日は某所に提出した文章を載せまして。
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「〇〇ちゃんに、いっしょにあそぼうといったら、ダメっといったんだ」。3歳になる息子の話が止まらない。夕飯時、語り止まずに味噌汁は冷めてゆく。
『ママ友』という言葉におびえていた私は、「1からわかる話し方」という通信講座を受講するほど自信をなくしていた。6年のベトナム生活の最後の方には、人と会う約束が出来なくなってしまった。体調の不安定による、気落ち。帰国後も、出産、育児に必死で、友だちと会う余裕が生まれない。
幼稚園の面接の待ち時間、息子がブロックをしきりに手渡していたお母さんがいた。同じクラスになってみて、彼女がベトナム人だと知る。私が「大丈夫だよ」と言う立場をとるしかない。漢字の読めない彼女は、夏服のポロシャツの衿の形についてのお知らせなど分からない。ボロボロの日越辞典を引っ張り出してきて、訳して、伝える。
他のお母さんたちにも、とりあえず全員に話しかけた。笑顔が頬に張り付き筋肉がこわばっていることに、帰りの自転車で気付く日々。なんとか夏休みまで駆け抜けた。
夏休みが明けた9月1日の園門の前。同じクラスの子たちとそのお母さんたちがやってきた。私から手を振っていた。また会えるのが、うれしかった。
そうだ、人と話すのは楽しいんだった。友だちはいいもんだ。
ありがたいことに息子は社交的で、他のお母さんたちと私を繋いでくれている。もうできあがってる仲良し二人組(女の子)に話しかけていって、冒頭のような「ダメ」をもらったらしい。「まぁ、とりあえず、めげずに話しかけることだよ」と言った。
「くやしい」を知る [子育て]
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