いないいない・・・
日本の食材をたくさんスーツケースに詰めて、夫は旅立った。鍋もない生活をしているらしく、どうやってインスタント麺を作るのかと聞いたら、お湯を沸かしてそのあとレンジだとのこと。申し訳ない。
夫はシールを貼られれば必ずはがすというシールはがし職人だったのに、いまや貼ったままだ。
父との別れの日ひどく泣いたこどもは、こどもなりに寂しさを乗り越えている模様。文章らしきことを話せるようになってきた。朝、こどもが枕元でブツブツことばを練習しているのをよそにたぬきねいりをしていたら小声で「いないいな~い・・・ばなな~」と言っていてつい起きてしまった。昨日は初めて、「あでぃあと」(ありがとう)と発してくれた。画面ごしの父に促されたとはいえ。
次の日曜に、こんどは自作の俳句の方がテレビで放送されます。気になる方はご連絡を。
そしてまだ言えないけど、もう一つ入選。ひきつづき頑張らないと。
こどもまではがさなくていいシールをはがしている様を見てまた一首詠めそうです。
やだやだやだやだ [子育て]
(2歳1ヶ月、もうすぐ90cm)
4月。夫が長めに一時帰国中。島根、広島への父息子二人旅を終え、見たことのないよだれかけをして帰ってきた。夫が空港で買ったとのこと。招き猫ふうらしい。
東京に戻ってきた日、こどもは声に出して「やだ!」と言うようになった。
「このままだとわがままな子になってしまうで」と、夫も疲れ気味。この恐ろしい状態について把握してくれた模様。
「やだやだやだやだ!」と、かなりの音量で叫ぶ。そんなときは抱っこも拒否される。私はなすすべもなく過ぎ去るのを待つ。気を失いそうになるときは床に倒れる。床暖房あったかい。
どうしたらよいものか・・・。
今日は強風の中、水族館へ。
イルカショーを見た。よくわからない涙がでそうになり、こらえるのがたいへんだった。
この数日間、なんて楽だったことか。一人で育てるのと二人で育てるのとこんなにも違うんだなぁというのを改めて感じた。
明後日、夫がまた出発したあとの日々が恐ろしいので考えないことにする。
ふらふら歌ばっかうたってないで
今日の桜のトンネルは、花びらがひらひら。
唐突だけど、先日テレビ放送で「てんどんかあさん」を見た。
けっこうなスパルタだった。こどもを「てん!」と呼び「ふらふら歌ばっかうたってないで立派なてんどんまんになりなさい!」と手厳しい。
家をすごくピカピカに掃除してくれる。もちろん「てん」も手伝わされる。
「もうこどもじゃないざんす」と、母の小言に辟易するてんどんまん。
しかしてんどんかあさんがピンチになれば・・・
・・・アンパンマンは涙なしに見られない。
調べると、もとは1992年に放送された回のようだ。20年以上前。私もわりと叱られて育った方だと思うけど、厳しく小言をいうお母さんはいまより多かったのだろうなぁ。
「そんなふうに一生懸命叱ってくれるお母さんがいていいなぁ」という旨をアンパンマンが言っていた。
私は自分の子どもを「叱りすぎてはならぬ」と思っているけれど、でも、厳しくするのも私しかいないのだなぁ。
ちなみにてんどんかあさんも日舞ふうに踊り歌いながら歩いていた。こんな感じになればいいのかな。