5・6月のチャレンジ [短歌・俳句]
俳句2016 [短歌・俳句]
2016年の俳句との格闘を、いまさらですが載せようと思います。
〇 NHK俳句の雑誌
大人向けのテレビ番組を見ない生活が続いていたけれど、「プレバト」という番組の、俳句の部分だけ見るようになりました。芸能人の作った俳句を、夏井いつき先生が辛口で査定するというもの。一緒に見始めた去年の夏の頃、テレビと私の間に立ちはだかって邪魔していたこどもも、いまはなんとなく一緒に見てくれます。
その夏井先生はNHK俳句も担当なされていて(来年も継続みたい)、唯一こちらの「緑陰」のときに佳作で載せていただきました。うれしかった!
季題「薫風」。能を見たときに「翁」役の人が舞台の床を勢いよく踏んで音を立てていたもの。
季題「余花」。こちらは以前にも紹介しましたが、テレビで放映していただきました。正木先生の選評に「彼にこの句を見せてあげましょう」!!
季題「椿」。季節が順番に並んでなくてすみません。
季題「秋風」。夏の朦朧とする暑さが終わり、秋風の吹き始める頃、頭の中も少し落ち着いてくる。そんなとき、ふと思い出すのは・・・ええ、もちろん夫と息子ですとも。
〇 東京俳壇
東京新聞に、俳句も投稿し始めました。下半期からです。
家の屋上から遠くにあがる花火を見たとき、 途中で飽きてきたこどもはヘリコプターやビルの赤いランプばかり気にしていました。
「神の留守」という言葉が歳時記に載っていたので使ってみました。10月、神無月のこと。この一句で単身赴任の事情なんて伝わらないと思いますが、「なにかが留守で、何かを叱って泣いている」というところまで伝わったかなぁ。
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NHK俳句のように季題が決まっている場合、連想ゲームをすれば良いという面で楽でもあり、同じ季語の俳句がわんさか寄せられるわけで勝ち抜けるのが厳しくもあります。
新聞の俳壇は、自分の生活にピタリと合うような季語を選ぶ作業の、難しさと楽しさ。
どちらにしろオーソドックスなうまさでは勝負できないので、オリジナリティーを追求しようと思います。
鮭は本来白身らしい [短歌・俳句]
人生初の、盾をいただきました。こども曰く、「オカシイネー!なんのひとなんだろ?」
右上の、「鮭がもし~」です。間抜けな顔で写っております。100文字で「受賞作を作ったときの状況」や「歌壇に対する思い」を書くということでした。見本で2015年の受賞者の方の記事のコピーもいただいたのですが、とても深い、深いものばかり。 何を書けばよいのか・・・
東京歌壇は毎週のようにお名前を拝見する方が多いです。私はたまにしか載らない身。今年に入ってからは東京俳壇には載せていただくものの(俳句のことは別でまとめますね)、短歌の方は載っていません。申し訳なさでいっぱいなのですが、選んでいただいたのに謝るのも失礼・・・この気持ちをどう表したらいいのか・・・あ、「かたじけない」だ!と思ったらそれが題字になりました。
資本主義社会における弱者への搾取、または、他と違う(目立つ色である)ことによって被るなにか、というような、深い意味はなかったので、冷や汗かきつつ思ったままを100字にまとめました。
賞状の最後に「歌壇をリードされんことを祈念いたします」! まだ歌壇というものに入れていないというのに!
鮭は本来白身らしく、エサによって身が赤くなっていく、ということを最近知りました。私ももっと歌を食べて歌壇までの滝を昇っていく鯉になれるよう精進いたします。
歌会始「野」 佳作 [短歌・俳句]
こんなの選ばれるわけない。と、きたない字を見て思った。本当にきたない。でも、出そう。酉の市で熊手を買うような、年始におみくじを引くような、そんな験担ぎ・運試し。
勢いで封筒に「宮内庁」と書き、郵便局の窓口から出すのも恥ずかしいのでキッチンスケールで重さを量り、その料金分の切手を貼って、ポストに投函。それが9月頭。
12月の中旬に、実家の父から電話が来た。「なんか宮内庁から電話」
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こちらのページ(※)の、
平成29年「野」
のところを開いて見てみてください(PDF)。最後のページの「佳作」に載っています。「子を叱り~ぼうぼうぼぼう~」の一首です。
選者の先生方の度量の大きさに驚き、焦り、平身低頭です。
自作の短歌が皇室の方々の目に入るかもしれないということは分かるのだけど、実感がわかないのです。それに今こどもがパソコンのEnterボタンを押そうとして「ぜったいに押さないで!」と強めに言ったら泣いてしまい簡単ですがご報告でした。
あとはですね:短歌2016下半期 [短歌・俳句]
引き続き、自己満足の世界です。
〇 短歌研究
大きな画像で失礼します。短歌研究という雑誌で特選をいただきました。今年一番びっくりしました。
久しぶりにこどもを置いて出かけさせてもらったとき、地下鉄に乗り、着くまでに思ったことをメモしておきました。メモしてて良かった!
毎月五首をはがきに書いて応募する形式です。三首目が分かりづらいですね。地下鉄のホームに、「ピヨピヨ」や「カッコー」という鳥のさえずり音が流れていて、なんだろうと思ったのです。地下鉄通勤者(たとえば夫のボロボロになって通勤していた日々を思い出す)へのせめてものねぎらいの環境音楽?イージーリスニング的な・・・?そうだとしたら、人によってはさらなる怒りを持つかもなぁ。・・・と、思っていたら、全然違ったのです。目の不自由な方にとっては誘導の音なのですねぇ。知らないことばかり。
こちらの画像も大きなサイズで失礼いたします。与謝野晶子さんやら寺山修司さんやらのお名前が書かれている同じ紙面に自分の名前が載っていて冷や汗。「ウィットのきいた」という評はことのほかうれしいです。(ただ自分ではこの5首はそんなにウィットがきいているように思わないのです。でもこれ以上やりすぎると「詩情がない」みたいなことなんだろうなぁ。俳句と川柳の違いみたいなところで。)
〇 宮島全国短歌大会
これは色紙です。夫の親戚のような方が宮島に住んでいるため応募したところ、賞をいただきました。入選歌は実際に厳島神社に飾られるのです!イツクシマシュラインに!後日、賞状とともに色紙も送付してくれました。
副賞に宮島彫というものもいただきました。表彰式には参加できず残念でしたが、なによりその親戚の方が見に行ってくれたこと、喜んでくれたことが、うれしかったです。
〇 佐佐木信綱顕彰歌会
頭が痛すぎて「脳神経科」というところに通うようになりました。自転車で行くのですが、その道に自動車整備工場がけっこうあり、夏の暑いさなか、お盆の直前まで火花を散らしてお仕事されてました。むしろ皆がマイカーを使おうというその時期は忙しいのかもしれませんね。
こちらも授賞式に参加できず無念。賞状、そして素敵な文鎮を頂きました。
〇 公募ガイド
東京歌壇でも選者をしていらっしゃる東直子さんが、公募ガイドという雑誌でも短歌のコーナーをやってらっしゃる(そして賞金がある!)ということで毎月応募しています。
テーマは「猫」。秀逸に選んでいただきました。ヨガのポーズです。
賞金があるというのは、借金大魔王のわがやにはありがたいのです。ローン、30年切りました(働けという話ですけどね・・・)。
〇 そ、そ、そして、1月にはちょっと名誉なものの佳作に入りましたので、お楽しみに。
こう見るとなにやらいろいろ入選して浮かれているかのようですが、落ちているものが10倍くらいあります。ブラッシュアップするにも歌会などに出られず、独学独学。
でも見えてきたのは、目にしてくれる人が何かクスッと笑ったりほっこりしてもらえるようなものを私は目指しているのだなぁということです。そういうことは短歌という形式ではあまり評価されないかも知れないけれど。
2016年の俳句との格闘も少しあるので、おつきあいいただければと思います。
新聞編:短歌2016下半期 [短歌・俳句]
短歌のお話です。下半期の格闘をまとめたいのですが、長くなるので、まずは新聞編から。
〇 読売新聞
二度名前を呼ぶと、こどもはその呼ばれ方で「あ、なんかおこられる」と察知する模様。ただ、いつもこんな風に余裕を持って叱っているかというと・・・がんばります・・・。
〇 東京新聞
下半期から、東京新聞にも投稿するようになりました。
こんなのを特選に選んでいただけるありがたさ。
こちらも、本当にこんなのを選んでいただいて(そして月間賞まで頂いてしまって)、かたじけないという言葉しかありません。
説明すると、新聞に恋愛小説の作家さん(女性)へのインタビュー記事が載っていました。記事の最後の最後に「五十七歳。」のように書かれていて、ご本人が読んだらどう思うだろうなあ、と。苦笑いを表す苦さをいろいろ模索。
日経新聞に広告が出ることがあります、この雑誌。
地元の商店街でサンバカーニバルの催しがあり、ぜひともこどもに見せたいとつれて行ったのですが、露出の激しい踊り子さんたちが次々と前を通るたびにこどもの頬をなでていってくれました。こどもに感想を聞くと「さいしょ、びっくりしたんだ」とのこと。
いつだったか、一時帰国した夫が二個入りの雪見だいふくの一つを食べ、一つを私に残しておいてくれました。でもフタをぺらっとめくったまま冷凍庫に入れてあったので霜が降りていました。本人に言わせれば「そんなのはやく食べればいいのに」
分かりづらい・・・。コンビニでおでんの白滝を買って、食べたらぜんぜん味がしみていませんでした。容器はお風呂でこどもと遊ぼうと思ってフォークで穴を開けました。ということなのですが、「混沌」が七つの穴(目・口・鼻・耳)を開けられて死んでしまったというエピソードを思い出したのです。
どんな手かというと、片手が上、片手が前に伸び、やや弧を描いている状態です。(分かるかなぁ)
皿屋敷のお菊さんです。いちまーい、にまーい、の。クレジットカードの広告で「このデザインは枚数限定!」と書かれていてふと限定じゃないものってあるんだろうかと思いました。お菊さん、無限だと数え続けるしかなくて大変。
全国紙より載りやすいのですが、載っても特選でなければ何もいただけな・・・ケフン、いや、載るだけありがたいことです!毎週日曜日に東京新聞を買いに行くようになりました。
短歌:2016上半期 [短歌・俳句]
今年上半期に日の目を見た短歌をまとめて、自分を励まそうと思います。
(以前のブログと、こちらのブログに載せたものは省きまして)
〇 Y新聞には3回載りました。
これは節分のこと。2歳になる前の子どもが「おにはーそと!」などのフレーズをしま二郎の教材で仕入れてしまう。こ、これは・・・?もしや鬼をやらねばならぬのか?と思ったときに。
3首とも俵万智さん選なのだけど、こちらは初めて選評がつくところに入れてもらった。すれ違ったお爺さんがかくかくかくかく歩いていて、この方はこのチーズでカルシウムを摂取なされるのだなぁと。
ハガキで出すときにふと思ったこと。こどもに邪魔されるので、ハガキでの投稿がなかなかできずネットでの応募ばかりだけど。
〇 夕暮祭
6月には二つ授賞式に招いてもらったのに、二つとも行けなかった。母の調子が悪く、子どもを預けられる状況になかった。後日送っていただける作品集がありがたし。
こちらは表彰状に自分の一首を載せてくれていてびっくり。
〇 信綱祭
こちらは、題詠「雲」。選者賞に入れていただいた。ラーメンのことを詠んだこんな一首に目を止めていただいて恐縮。
〇 短歌研究
短歌研究という短歌専門誌は、毎月ハガキに5首書いて応募する。いままで申し訳程度に一首だけ載せてもらう感じだったのに、
準特選というものをいただいた。オンラインショッピングについて詠んだ5首。
選評もありがたし。
目次のところに名前が載っていることに最近気づいた。
〇 NHK短歌の雑誌
放送していただいたものの他に、雑誌にもちょこちょこ。
題「つながる」
題「帽子」
題「サラダ」
題「テーマ:家具」
題「パン」
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ふりかえると、佳作どまりだなぁという感想。すきま時間に短歌の本を読む、出せる公募は出す、と、修行しているつもりだけど、10~20首並べられた中の1首として選んでもらっている感じ。ラッキーな時に。
欲が出ますな。がんばります。
春の幸運2016 [短歌・俳句]
母の日に三十一文字で [短歌・俳句]
鉢植えの桜から生ったと言って、母が持ってきてくれた。
先日、もうひとつ入選のお知らせが届いた。
母の日の百人一首を選ぶという企画。
「子を諭す~」が、私のもの。
2806首から100首に選ばれたとのこと。私のはともあれ、読んでいてほっこりする短歌が多いので、ご興味ある方はこちらをどうぞ。
実はテレビ放映がまたあります。5月は俳句につづき、短歌も選んでいただきました。一週間後の日曜日です。
あとでここにまとめますm(__)m