あとはですね:短歌2016下半期 [短歌・俳句]
引き続き、自己満足の世界です。
〇 短歌研究
大きな画像で失礼します。短歌研究という雑誌で特選をいただきました。今年一番びっくりしました。
久しぶりにこどもを置いて出かけさせてもらったとき、地下鉄に乗り、着くまでに思ったことをメモしておきました。メモしてて良かった!
毎月五首をはがきに書いて応募する形式です。三首目が分かりづらいですね。地下鉄のホームに、「ピヨピヨ」や「カッコー」という鳥のさえずり音が流れていて、なんだろうと思ったのです。地下鉄通勤者(たとえば夫のボロボロになって通勤していた日々を思い出す)へのせめてものねぎらいの環境音楽?イージーリスニング的な・・・?そうだとしたら、人によってはさらなる怒りを持つかもなぁ。・・・と、思っていたら、全然違ったのです。目の不自由な方にとっては誘導の音なのですねぇ。知らないことばかり。
こちらの画像も大きなサイズで失礼いたします。与謝野晶子さんやら寺山修司さんやらのお名前が書かれている同じ紙面に自分の名前が載っていて冷や汗。「ウィットのきいた」という評はことのほかうれしいです。(ただ自分ではこの5首はそんなにウィットがきいているように思わないのです。でもこれ以上やりすぎると「詩情がない」みたいなことなんだろうなぁ。俳句と川柳の違いみたいなところで。)
〇 宮島全国短歌大会
これは色紙です。夫の親戚のような方が宮島に住んでいるため応募したところ、賞をいただきました。入選歌は実際に厳島神社に飾られるのです!イツクシマシュラインに!後日、賞状とともに色紙も送付してくれました。
副賞に宮島彫というものもいただきました。表彰式には参加できず残念でしたが、なによりその親戚の方が見に行ってくれたこと、喜んでくれたことが、うれしかったです。
〇 佐佐木信綱顕彰歌会
頭が痛すぎて「脳神経科」というところに通うようになりました。自転車で行くのですが、その道に自動車整備工場がけっこうあり、夏の暑いさなか、お盆の直前まで火花を散らしてお仕事されてました。むしろ皆がマイカーを使おうというその時期は忙しいのかもしれませんね。
こちらも授賞式に参加できず無念。賞状、そして素敵な文鎮を頂きました。
〇 公募ガイド
東京歌壇でも選者をしていらっしゃる東直子さんが、公募ガイドという雑誌でも短歌のコーナーをやってらっしゃる(そして賞金がある!)ということで毎月応募しています。
テーマは「猫」。秀逸に選んでいただきました。ヨガのポーズです。
賞金があるというのは、借金大魔王のわがやにはありがたいのです。ローン、30年切りました(働けという話ですけどね・・・)。
〇 そ、そ、そして、1月にはちょっと名誉なものの佳作に入りましたので、お楽しみに。
こう見るとなにやらいろいろ入選して浮かれているかのようですが、落ちているものが10倍くらいあります。ブラッシュアップするにも歌会などに出られず、独学独学。
でも見えてきたのは、目にしてくれる人が何かクスッと笑ったりほっこりしてもらえるようなものを私は目指しているのだなぁということです。そういうことは短歌という形式ではあまり評価されないかも知れないけれど。
2016年の俳句との格闘も少しあるので、おつきあいいただければと思います。
新聞編:短歌2016下半期 [短歌・俳句]
短歌のお話です。下半期の格闘をまとめたいのですが、長くなるので、まずは新聞編から。
〇 読売新聞
二度名前を呼ぶと、こどもはその呼ばれ方で「あ、なんかおこられる」と察知する模様。ただ、いつもこんな風に余裕を持って叱っているかというと・・・がんばります・・・。
〇 東京新聞
下半期から、東京新聞にも投稿するようになりました。
こんなのを特選に選んでいただけるありがたさ。
こちらも、本当にこんなのを選んでいただいて(そして月間賞まで頂いてしまって)、かたじけないという言葉しかありません。
説明すると、新聞に恋愛小説の作家さん(女性)へのインタビュー記事が載っていました。記事の最後の最後に「五十七歳。」のように書かれていて、ご本人が読んだらどう思うだろうなあ、と。苦笑いを表す苦さをいろいろ模索。
日経新聞に広告が出ることがあります、この雑誌。
地元の商店街でサンバカーニバルの催しがあり、ぜひともこどもに見せたいとつれて行ったのですが、露出の激しい踊り子さんたちが次々と前を通るたびにこどもの頬をなでていってくれました。こどもに感想を聞くと「さいしょ、びっくりしたんだ」とのこと。
いつだったか、一時帰国した夫が二個入りの雪見だいふくの一つを食べ、一つを私に残しておいてくれました。でもフタをぺらっとめくったまま冷凍庫に入れてあったので霜が降りていました。本人に言わせれば「そんなのはやく食べればいいのに」
分かりづらい・・・。コンビニでおでんの白滝を買って、食べたらぜんぜん味がしみていませんでした。容器はお風呂でこどもと遊ぼうと思ってフォークで穴を開けました。ということなのですが、「混沌」が七つの穴(目・口・鼻・耳)を開けられて死んでしまったというエピソードを思い出したのです。
どんな手かというと、片手が上、片手が前に伸び、やや弧を描いている状態です。(分かるかなぁ)
皿屋敷のお菊さんです。いちまーい、にまーい、の。クレジットカードの広告で「このデザインは枚数限定!」と書かれていてふと限定じゃないものってあるんだろうかと思いました。お菊さん、無限だと数え続けるしかなくて大変。
全国紙より載りやすいのですが、載っても特選でなければ何もいただけな・・・ケフン、いや、載るだけありがたいことです!毎週日曜日に東京新聞を買いに行くようになりました。
焼きそばパンもキムチも [子育て]
ブログの更新がままならなくてじれったい。こどもの成長の記録も、入選した短歌などもちょくちょくお知らせしたいのに・・・。4月になれば幼稚園に預ける時間ができるから、それまでのガマン・・・。
2歳7、8ヶ月のころのことを記録しておきたいと思います。
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○もやしはどうやって
○キムチ、そして焼きそばパン
○サボテンのトゲは
○眼鏡の跡は
○オーシャンゼリゼの歌詞
の順です。(長いです・・・)
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○もやしはどうやって
質問の種類が増えてきた。「どうして?」「たとえば?」「~~って、きいてごらん」(例:「○○(子の名前)はなにがたべたいって、きいてごらん」)等々。「これなーんだ」と、クイズを出題したりする。
ある日、「もやしはどうやってできるの」と聞かれた。
焦った。私も知らない。
育てることにした。
世の中知らないことばかり。
都会育ちのもやしっこにはならないように・・・。
○キムチ、そして焼きそばパン
こどもの風邪がうつりそうだなぁという日、白いご飯にキムチを乗せて食べようとした。それを見て、こどもは固まった。「辛いから○○は食べられないよ」となんでもない風に言うと、こどもは自分のご飯を食べずにじーっとキムチを見ていて、「どうしたの?」と聞くと、じわ、じわと泣き始めた。「いいなーとおもってるよー!」そして号泣。泣き止まないので、「辛いから出すんだよ」と言いながら一口食べさせてみた。その辛さに、また泣いた。
最近、朝ごはんに焼きそばパンを出した。焼きそばがわりとぎっしりのパンだった。小さな口と手ではうまく食べられず、大量の焼きそばがこぼれた。とはいえ、お皿の上だ。「パンと焼きそばと、別々に食べればいいんじゃない?」と提案したところ、こどもは号泣。私の膝の上に座らせて落ち着かせようとしても、泣き止まない。
その上、なにに対してか怒り始めた。「パンをこうやって閉じて食べるといいよ」と言っても、「ちがうんだー!」と言い、こぼれた焼きそばを乱暴に手で掴み、パンに叩きつけた。開いたままのパンの上の焼きそばにかぶりつく。とっさに膝に乗せたので私は自分の朝ご飯が食べられない。「お母さん薬飲みたいから何か食べてもいい?」「あとで!」
今後キムチも焼きそばパンも面倒くさいから買うまいと思った。
○サボテンのトゲは
「ももんちゃん」というシリーズの絵本があり、図書館で片っ端から借りてきている。
その中に、サボテンが出てくる。お話の中で、サボテンがももんちゃんをチクッとしてしまう。
こども「○○がさぼてんを、えーいっ!とするよ」と言い、グーを突き出す。バイキンマンを倒すアンパンチの要領で。
私「でもサボテンはわざとじゃないよ。悪いなぁと思ってるよ」
こ「○○がさぼてんのはりを、はさみでちょっきん!するよ」
私「でもサボテンのはりは、○○の手みたいなものかもしれないよ。切ったら痛いかもしれない」
すると、こどもはしばらく考えていて、
こ「○○のつめみたいに、やすりでなめらかーにすればいいよ!」
と言った。
○眼鏡の跡は
そんな発想を新鮮に思っていたある日、私の眼鏡の跡(鼻の付け根の)がもうぜんぜん消えないんだ、という話をしたら、
「けしごむで、けしけしすればいいよ!」
と言われた。う、うん・・・消えると良いね・・・
○オーシャンゼリゼの歌詞
半額セールをしているときに、この本を買った。「せかいのおうたえほん」
世界の歌が16曲入っている。(↓曲の内容は拡大して見てください)
歌詞は、日本語。
そして、このオー・シャンゼリゼの歌詞が、とても身にしみる。
「まちを あるく こころ かるく
だれかに あえる このみちで
すてきな あなたに こえを かけて
こんにちは ぼくと いきましょう
オー シャンゼリゼ オー シャンゼリゼ
いつも なにか すてきなことが
あなたを まつよ オー シャンゼリゼ」
こどもは今まさに誰にでも「こんにちはー」と声をかける時期だ。正体不明のポスティングスタッフのおじさんにも声をかける。
幼稚園入園を前に、私は「ママ友」という言葉にすでにおどおどしてしまっているけど、「いつもなにかすてきなことが」待っていると思おうと思った。世界に対する親の態度・気持ちは、子に伝わるのだろうなぁ。
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長々と読んでいただきありがとうございました。
ちょうど去年の12月にやっと私のことを「かぁ」と呼んだ子が、いまやこんなに話すとは。「2歳は爆発的に語彙力が増える」というのを実感しています。