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触るまでのナーバスさ [子育て]

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夫のつかの間の一時帰国中に、新宿に出かけた。

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こどもと二人だとよっぽどのことがないと電車でお出かけしないけれど、夫婦そろえばなんと楽なことか。ベビーカーを持って行かなくて済むので身軽に動ける。

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都庁の展望台は、45階。冬晴れの日で、遠くまで見通せた。無料というのがすばらしい。 

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次の日は、水族館で「イルカにタッチ」というイベントにチャレンジ。触るまで待機している時間、こどもは徐々にナーバスになっていった。「おとうさんだけ、さわればいいよ」などと言ったり、寝たふりをしたり。

年始にリトミックのクラスの発表会があって、そこで「緊張する」のも発達の段階だと知った。1歳児クラスの子たちがのほほんと笑いながら舞台に上がっているのに比べ(保護者と一緒というのもあるけど)、2歳児のクラスから泣く子が出てくる。緊張の面持ち。うちのこどもは始め泣きそうになっていて、途中さりげなく舞台から降りようとしたものの先生に止められ、最後の方は神妙にタンバリンを叩いていた。

イルカに触った後、こどもはものすごくうれしそうな顔で「イルカ、やさしかった!」「ウインクしたねー!オカシーネー!」と言い、大興奮。今日も自ら顔をゆがませてウインクの練習をしているこどもを見ながら、この先彼に訪れるたくさんの緊張を思った。


俳句2016 [短歌・俳句]

2016年の俳句との格闘を、いまさらですが載せようと思います。

〇 NHK俳句の雑誌

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大人向けのテレビ番組を見ない生活が続いていたけれど、「プレバト」という番組の、俳句の部分だけ見るようになりました。芸能人の作った俳句を、夏井いつき先生が辛口で査定するというもの。一緒に見始めた去年の夏の頃、テレビと私の間に立ちはだかって邪魔していたこどもも、いまはなんとなく一緒に見てくれます。

その夏井先生はNHK俳句も担当なされていて(来年も継続みたい)、唯一こちらの「緑陰」のときに佳作で載せていただきました。うれしかった!

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季題「薫風」。能を見たときに「翁」役の人が舞台の床を勢いよく踏んで音を立てていたもの。

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季題「余花」。こちらは以前にも紹介しましたが、テレビで放映していただきました。正木先生の選評に「彼にこの句を見せてあげましょう」!!

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季題「椿」。季節が順番に並んでなくてすみません。

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季題「秋風」。夏の朦朧とする暑さが終わり、秋風の吹き始める頃、頭の中も少し落ち着いてくる。そんなとき、ふと思い出すのは・・・ええ、もちろん夫と息子ですとも。

〇 東京俳壇

東京新聞に、俳句も投稿し始めました。下半期からです。

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家の屋上から遠くにあがる花火を見たとき、 途中で飽きてきたこどもはヘリコプターやビルの赤いランプばかり気にしていました。

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「神の留守」という言葉が歳時記に載っていたので使ってみました。10月、神無月のこと。この一句で単身赴任の事情なんて伝わらないと思いますが、「なにかが留守で、何かを叱って泣いている」というところまで伝わったかなぁ。

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NHK俳句のように季題が決まっている場合、連想ゲームをすれば良いという面で楽でもあり、同じ季語の俳句がわんさか寄せられるわけで勝ち抜けるのが厳しくもあります。

新聞の俳壇は、自分の生活にピタリと合うような季語を選ぶ作業の、難しさと楽しさ。

どちらにしろオーソドックスなうまさでは勝負できないので、オリジナリティーを追求しようと思います。


猫型マスク [子育て]

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ミシンがうまくいかず、けっきょく手縫い。猫の形なのだけど、耳がピンとしなかった・・・。仕事が雑。

ウイルスに対する効果はないというガーゼマスクだけど、保湿になってのどが潤うらしい。自分にも作ってみようかな・・・猫型じゃなく。

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こういう感じ・・・と、写真を撮っていたら、離れて遊んでいたこどもが「ぼくの!」と叫びながらやってきた。怒りで泣きそうだった。男の嫉妬はつまらないぞ。普段ライバルがいないから、幼稚園に入ったらたくさん泣くだろうな。家でもすこしのいじわるをして慣らそう。

ちょっとからだの調子が良いので久々に飲んでみようと、3時にコーヒーを入れた。おやつの時間だ。ああ琥珀色した(してないけど)お飲み物よ・・・と思っていたら、こどもは「てをふく!」と言う。「てがいたいから、ばんそーこ、はって!」「かめは、あしがろっぽん!」など言われて「あとで図鑑を見てみよう」と図鑑を引っ張り出したりしていたら、こどものおやつが終わった。スマイルカットのオレンジの皮まで食べようとしているのを止めたら、次はトイレにいくという。

コーヒーは冷めてしまった。夕飯前に、やっぱり飲もうとレンジで温めたけれど、バタバタとしていて、また冷めた。隙を見て一気飲みすれば良いという話だけど、ただ成分を摂取したいんじゃない・・・。そしてもう飲んだら眠れないんじゃないかという夜8時。温めるべきか。


鮭は本来白身らしい [短歌・俳句]

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人生初の、盾をいただきました。こども曰く、「オカシイネー!なんのひとなんだろ?」

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右上の、「鮭がもし~」です。間抜けな顔で写っております。100文字で「受賞作を作ったときの状況」や「歌壇に対する思い」を書くということでした。見本で2015年の受賞者の方の記事のコピーもいただいたのですが、とても深い、深いものばかり。 何を書けばよいのか・・・

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東京歌壇は毎週のようにお名前を拝見する方が多いです。私はたまにしか載らない身。今年に入ってからは東京俳壇には載せていただくものの(俳句のことは別でまとめますね)、短歌の方は載っていません。申し訳なさでいっぱいなのですが、選んでいただいたのに謝るのも失礼・・・この気持ちをどう表したらいいのか・・・あ、「かたじけない」だ!と思ったらそれが題字になりました。

資本主義社会における弱者への搾取、または、他と違う(目立つ色である)ことによって被るなにか、というような、深い意味はなかったので、冷や汗かきつつ思ったままを100字にまとめました。 

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賞状の最後に「歌壇をリードされんことを祈念いたします」! まだ歌壇というものに入れていないというのに!

鮭は本来白身らしく、エサによって身が赤くなっていく、ということを最近知りました。私ももっと歌を食べて歌壇までの滝を昇っていく鯉になれるよう精進いたします。


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