5・6月のチャレンジ [短歌・俳句]
動眼を貼る [子育て]
舌だしてガマン [子育て]
こどもは無事、幼稚園に入園。
入園式で泣いた。私の涙腺が緩いのはまぁ通常営業だとして、予想していなかったことに、こどもが、泣いた。
区の託児所に預けるとき「いってらっしゃーい!」と元気そうに言ってくれるので、幼稚園も平気だろうと思っていた。
式典の途中、それまで近くで撮影していたじっちゃんが見当たらなくなって、泣いた。
集合写真の撮影の時、私のスカートにまとわりついてなかなか前を向かない。前を向いても、上の方を見ている。
帰って聞いてみると、式典の時、舌を出して、泣くのをガマンしていたらしい。
写真撮影の時上の方を見ていたのも、ガマンしていたんだな。
泣いている子はたくさんいた。おそらく人数に圧倒されたり、「今日から幼稚園なんだから~~できないと」と家で言われているストレスもあるんだろうな。
3歳なりに、これから起こることをいろいろ想像している模様。
いままで「じぶんがいちばんつよい!」「いちばんはやい!」みたいな、根拠のない自信を持って育ってきた一人っ子。他の子と混じることで、いろいろ見えてくるはず。それは寂しいような気もする。
本人は、きっと一週間のうちに慣れてしまうと思う。
(今日日曜日は残念ながら雨。せっかくの桜に、花見客がいなかった。)
三歳になる前のこと [子育て]
こどもは明日、三歳になる。二歳最後のころの言動を書き記しておこうと思います。
〇 どうして大魔神
「こんばんはーの、わーは、なに?」
「ジーパンの、じーは、なんだろうね」
といったものから、
「さかなってどうしてみずのなかにいるんだろうねー」
「ちくわってどうしてあながあいてるの」
「わにの『は』は、なんでそとにでてるんだろうね」
「どうしてこころがあるんだろう」
というものまで、質問が一日中投げかけられる。
〇 図鑑好き
「フラミンゴ、うごかないよねー」という感想を漏らしたことがある。私は体調のせいであまり遠くにこどもを連れて行けない。その分、父親が帰ってきたときにつれて行ってもらったあれこれをよく反芻している。動物園や、横浜で船に乗ったことや。
祖父母がある日「鳥の図鑑」を買ってくれた。その中に、フラミンゴの群れが飛んでいる写真があった!こどもはとても興奮していた。「魚」「動物」「昆虫」「は虫類・両生類」「鳥」と、図鑑が増えてくる。
ポンコツな体ながら、図書館の取り寄せ制度さまさまで、こどもが興味を持ったことの本を借りてきている。ここ数日はまっているのはカラスウリの花の形のおかしさ(画像検索してみてください)。
アナコンダの大きさも、クワガタの口の位置も、イノシシが何を食べるのかも、大人になったいま初めて知った。
〇 「言ってね」と言っても
日中はオムツを外し、パンツにしている。パンツですごす幼稚園生活まで、あとわずか。なんどか冷たい思いをすれば自分から「トイレいく!」となるだろうと思っていたけど・・・。思えば、オムツがぬれても泣かない子だった。一日一度は床を拭いている。
「トイレ行く?」と聞くと「まだ!」という返事。「お母さんが忙しそうでも、出そうなときは言ってね、いつでも!」と、しつこいほど言ってから、家事をする。
バレンタインの日、ケーキを焼くために卵白を泡立てていた。普段「台所は危ないものがたくさんあるから来ちゃダメ」と言っているけど、これはこどもに見せたい。そばに呼んで、卵白に粉類を混ぜる最後の行程を見せていた。オーブンに入れるまでのクライマックス!そこでおもらしが始まった。「いつでも言って」と言っていたくせに卵白の泡は消せない。「ちょっとそのまま待ってて!」こどもは足をひらいて待っていた。ごめんよ。
寝るとき、お出かけの時は、怖いのでオムツにしている。 オムツの在庫が少なくなるたびに、いっそ買い足さないでおこうか・・・と思おうけど、また買い足している日々。
(↑ひじの部分に洗濯ばさみをつけてから、着ていた)
〇 いない隙に
私がいない隙に、ダメと言われていることをするようになった。たとえば、冷蔵庫の前に自分の椅子を持って行って登り、マグネットを剥がしていた。はさみを取り出して、ビニールに入ったワッペンを取り出そうとしていた。
いない隙にやるということは、ダメと言われると察しているようだ。いたずら小僧が動き始めた。
〇 スペシャルごっこだ!
説明すれば、事情を分かってくれるようになった。けれど、かまってもらいたい欲は引き続き強い。私がミシンに取り組もうとしても、「みてみて!」と言ってくる。「幼稚園に行くのに必要なものを作っている」というのは分かっているのだろうけど・・・。
ミシンを掛けている最中に脇腹をつつくので、きつめに注意した。隣室でしばらくすねていたが、そのうちドタバタという足音。「スペシャルごっこだ!」と叫んでいる。七福神の人形を置く台座を、壁にこすりつけながら、階段を上り下りしていた。うれしそうなのでそのままにしていた。持ち家で、壁紙の汚れを気にしなくて済むことの幸せ。
一人っ子の一人遊びはますますうまくなっていく。
(相変わらず小さい。もうすぐ100cm、14kg)
触るまでのナーバスさ [子育て]
夫のつかの間の一時帰国中に、新宿に出かけた。
こどもと二人だとよっぽどのことがないと電車でお出かけしないけれど、夫婦そろえばなんと楽なことか。ベビーカーを持って行かなくて済むので身軽に動ける。
都庁の展望台は、45階。冬晴れの日で、遠くまで見通せた。無料というのがすばらしい。
次の日は、水族館で「イルカにタッチ」というイベントにチャレンジ。触るまで待機している時間、こどもは徐々にナーバスになっていった。「おとうさんだけ、さわればいいよ」などと言ったり、寝たふりをしたり。
年始にリトミックのクラスの発表会があって、そこで「緊張する」のも発達の段階だと知った。1歳児クラスの子たちがのほほんと笑いながら舞台に上がっているのに比べ(保護者と一緒というのもあるけど)、2歳児のクラスから泣く子が出てくる。緊張の面持ち。うちのこどもは始め泣きそうになっていて、途中さりげなく舞台から降りようとしたものの先生に止められ、最後の方は神妙にタンバリンを叩いていた。
イルカに触った後、こどもはものすごくうれしそうな顔で「イルカ、やさしかった!」「ウインクしたねー!オカシーネー!」と言い、大興奮。今日も自ら顔をゆがませてウインクの練習をしているこどもを見ながら、この先彼に訪れるたくさんの緊張を思った。
俳句2016 [短歌・俳句]
2016年の俳句との格闘を、いまさらですが載せようと思います。
〇 NHK俳句の雑誌
大人向けのテレビ番組を見ない生活が続いていたけれど、「プレバト」という番組の、俳句の部分だけ見るようになりました。芸能人の作った俳句を、夏井いつき先生が辛口で査定するというもの。一緒に見始めた去年の夏の頃、テレビと私の間に立ちはだかって邪魔していたこどもも、いまはなんとなく一緒に見てくれます。
その夏井先生はNHK俳句も担当なされていて(来年も継続みたい)、唯一こちらの「緑陰」のときに佳作で載せていただきました。うれしかった!
季題「薫風」。能を見たときに「翁」役の人が舞台の床を勢いよく踏んで音を立てていたもの。
季題「余花」。こちらは以前にも紹介しましたが、テレビで放映していただきました。正木先生の選評に「彼にこの句を見せてあげましょう」!!
季題「椿」。季節が順番に並んでなくてすみません。
季題「秋風」。夏の朦朧とする暑さが終わり、秋風の吹き始める頃、頭の中も少し落ち着いてくる。そんなとき、ふと思い出すのは・・・ええ、もちろん夫と息子ですとも。
〇 東京俳壇
東京新聞に、俳句も投稿し始めました。下半期からです。
家の屋上から遠くにあがる花火を見たとき、 途中で飽きてきたこどもはヘリコプターやビルの赤いランプばかり気にしていました。
「神の留守」という言葉が歳時記に載っていたので使ってみました。10月、神無月のこと。この一句で単身赴任の事情なんて伝わらないと思いますが、「なにかが留守で、何かを叱って泣いている」というところまで伝わったかなぁ。
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NHK俳句のように季題が決まっている場合、連想ゲームをすれば良いという面で楽でもあり、同じ季語の俳句がわんさか寄せられるわけで勝ち抜けるのが厳しくもあります。
新聞の俳壇は、自分の生活にピタリと合うような季語を選ぶ作業の、難しさと楽しさ。
どちらにしろオーソドックスなうまさでは勝負できないので、オリジナリティーを追求しようと思います。
猫型マスク [子育て]
ミシンがうまくいかず、けっきょく手縫い。猫の形なのだけど、耳がピンとしなかった・・・。仕事が雑。
ウイルスに対する効果はないというガーゼマスクだけど、保湿になってのどが潤うらしい。自分にも作ってみようかな・・・猫型じゃなく。
こういう感じ・・・と、写真を撮っていたら、離れて遊んでいたこどもが「ぼくの!」と叫びながらやってきた。怒りで泣きそうだった。男の嫉妬はつまらないぞ。普段ライバルがいないから、幼稚園に入ったらたくさん泣くだろうな。家でもすこしのいじわるをして慣らそう。
ちょっとからだの調子が良いので久々に飲んでみようと、3時にコーヒーを入れた。おやつの時間だ。ああ琥珀色した(してないけど)お飲み物よ・・・と思っていたら、こどもは「てをふく!」と言う。「てがいたいから、ばんそーこ、はって!」「かめは、あしがろっぽん!」など言われて「あとで図鑑を見てみよう」と図鑑を引っ張り出したりしていたら、こどものおやつが終わった。スマイルカットのオレンジの皮まで食べようとしているのを止めたら、次はトイレにいくという。
コーヒーは冷めてしまった。夕飯前に、やっぱり飲もうとレンジで温めたけれど、バタバタとしていて、また冷めた。隙を見て一気飲みすれば良いという話だけど、ただ成分を摂取したいんじゃない・・・。そしてもう飲んだら眠れないんじゃないかという夜8時。温めるべきか。
鮭は本来白身らしい [短歌・俳句]
人生初の、盾をいただきました。こども曰く、「オカシイネー!なんのひとなんだろ?」
右上の、「鮭がもし~」です。間抜けな顔で写っております。100文字で「受賞作を作ったときの状況」や「歌壇に対する思い」を書くということでした。見本で2015年の受賞者の方の記事のコピーもいただいたのですが、とても深い、深いものばかり。 何を書けばよいのか・・・
東京歌壇は毎週のようにお名前を拝見する方が多いです。私はたまにしか載らない身。今年に入ってからは東京俳壇には載せていただくものの(俳句のことは別でまとめますね)、短歌の方は載っていません。申し訳なさでいっぱいなのですが、選んでいただいたのに謝るのも失礼・・・この気持ちをどう表したらいいのか・・・あ、「かたじけない」だ!と思ったらそれが題字になりました。
資本主義社会における弱者への搾取、または、他と違う(目立つ色である)ことによって被るなにか、というような、深い意味はなかったので、冷や汗かきつつ思ったままを100字にまとめました。
賞状の最後に「歌壇をリードされんことを祈念いたします」! まだ歌壇というものに入れていないというのに!
鮭は本来白身らしく、エサによって身が赤くなっていく、ということを最近知りました。私ももっと歌を食べて歌壇までの滝を昇っていく鯉になれるよう精進いたします。
使えそうな布ばかり集めてしまうよ
母上より、誕生日プレゼントにミシンをもらった。来年こどもが幼稚園に入るので、なにかを入れる小袋を作ることになるのではないか、と。
Brotherの大きな箱を開封するまでに、一ヶ月かかった。やらざるを得ない状態に追い込もう。ユザワヤで、布切りばさみやメジャーなどの道具をそろえてみた。まだミシンを稼働させていないくせに、店頭に並ぶファンシーな布、素敵な色の布・布を眺めていると、もしかして自分の洋服も縫えるようになるかも・・・オシャレデビウ、むふふ・・・と思えてくるから不思議だ。結果、これは無駄にできない!という額を散財した。
図書館の本のなかで一番分かりやすかった、写真解説入りの「お弁当袋」作りにトライ。「まず布の端をジグザグ縫いにします」の、ジグザグ縫いがジグザグにならない。調べると、糸調子が合っていないということらしい。一晩あれこれして、それでもジグザグしないけど見えないところだしまぁいいか、と、見切り発車。なんとか完成することができた(↑写真は途中経過)
試作品ということにして、散らかって仕方が無いこどものおもちゃ入れにしている。おもちゃのパーツが多すぎるぞ、しま二郎。
サイゴンで手縫いのブックカバーや、がま口ポーチの作り方を教えてくれたminico先生に感謝。アイロンがすごく大事なことは覚えてました!
手作りはもともと好きなんだということを思い出した。今日は鬼のお面を作った。いまやダウンロード素材なるものがあり、絵の描けない私のような身分でも作れる。写真左の鬼は、こどもが塗った。右をお手本にしたようだけど、もっと自由な色で良いのにな。まぁ「おに」は見たこともないし想像しようがないね・・・。
楽しかった様子。
そして・・・これはうまくできるかどうか。
ぜんそくのけ [子育て]
これは・・・!
河津桜、咲いていた。
こどもは風邪続き。とはいえ、熱もなく、私が返答する気力が無くなるまでずっとしゃべり続けているし、ジャンプしたり自作の歌を歌ったりしているので、あまり心配はしていなかった。
食欲のなくなった日に小児科を受診したら、「これは喘息の気がありますね」と言われた。
ショック。知識が無かったので、調べた。2・3歳の発症は多く、ダニの死骸などによるアレルギーで咳がでるというものらしい。フローリングに敷いてあったコルクマットを剥がして、反省。なにか粒状のものがざらざら・・・。それになぜ米粒がでてくるのだろう。
「なにかのせいにしない」という今年の抱負をすでにやぶるけれど、めまいと頭痛との戦いの日々で、ひとりでの子育て&家事は「そこそこでよしとする」ことにしていた。5分の自由時間をもらったら短歌を錬りたいという渇望もある。
なのになぁ・・・。夜中、こどもの肺から変な音がしているのを聞いて、不安が増す。発作が起きたらどう対処する?眠れぬままスマホをいじって、ちょっと良さそうな空気清浄機を買った。ベビー布団の卒業もかねて、新しい布団を買った。喘息対策になりそうな一式を。
でも、わが家の部屋を綺麗にしたところで・・・。本当は雑な環境で育てたいのにな。
親の不安を知らずこどもは「ばいきんまん、ちょっとかっこいいよね」「おかあしゃん、おばあちゃんにならないで!」等と、ひきつづき、起きているあいだ中、ずっとしゃべっている。
風邪は治りつつあるので、いましばらく様子見です。
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<お知らせ>
もし東京新聞を取っている方いらっしゃいましたら、1月27日(金)の「夕刊」で私を探してください。短歌のことなので文化面かと思います。
歌会始「野」 佳作 [短歌・俳句]
こんなの選ばれるわけない。と、きたない字を見て思った。本当にきたない。でも、出そう。酉の市で熊手を買うような、年始におみくじを引くような、そんな験担ぎ・運試し。
勢いで封筒に「宮内庁」と書き、郵便局の窓口から出すのも恥ずかしいのでキッチンスケールで重さを量り、その料金分の切手を貼って、ポストに投函。それが9月頭。
12月の中旬に、実家の父から電話が来た。「なんか宮内庁から電話」
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こちらのページ(※)の、
平成29年「野」
のところを開いて見てみてください(PDF)。最後のページの「佳作」に載っています。「子を叱り~ぼうぼうぼぼう~」の一首です。
選者の先生方の度量の大きさに驚き、焦り、平身低頭です。
自作の短歌が皇室の方々の目に入るかもしれないということは分かるのだけど、実感がわかないのです。それに今こどもがパソコンのEnterボタンを押そうとして「ぜったいに押さないで!」と強めに言ったら泣いてしまい簡単ですがご報告でした。
本年もよろしくお願いいたします
明けましておめでとうございます。
晴れが続いている関東地方。近所の公園の河津桜のつぼみが、もうこんなに!
紅梅も咲いてるなんて!
元旦から今日まで1,2時間のウォーキングをしている。自分のペースで歩けるって素晴らしい。普段は買い物があるからと自転車にしたり、いざというときにこどもを抱っこして帰れる範囲しか行かないようにしている。手を繋ぐのでゆっくりとしか歩けない。
一人ウォーキングの自由なこと。七福神巡りをしようとしたけど、三福でギブアップ。軟弱さを少しずつ克服しないとなぁ。
こどもが言い訳をするようになった。たとえば、おもちゃ箱の中身を全部出したのち洋服ダンスの中身を全部出したので「自分でかたづけてよ!」と怒ったとき。「だってー、おばけがこわいんだ」。なにか脈絡があるのだろうか?と考えてみたけど、たぶん言い訳だ。ずいぶん前から怒られるときに「ライオンとトラがこわいんだ」というようなことを唐突に言っていたもの。
数日前には「おとうさんがこわいんだ」と言っていた。好きなくせに。おそらく彼にとっての「こわい」は、本当にこわいときと、違う意味のときがある気がする。あとは「こわい」と言ってみて、私の反応を見ているのか。
そんなこどもを見て、私は2017年の豊富を立てた。
「なにかのせいにしない」
こどもにも、自分にも言い聞かせつつ。
今年もよろしくお願いいたします。
あとはですね:短歌2016下半期 [短歌・俳句]
引き続き、自己満足の世界です。
〇 短歌研究
大きな画像で失礼します。短歌研究という雑誌で特選をいただきました。今年一番びっくりしました。
久しぶりにこどもを置いて出かけさせてもらったとき、地下鉄に乗り、着くまでに思ったことをメモしておきました。メモしてて良かった!
毎月五首をはがきに書いて応募する形式です。三首目が分かりづらいですね。地下鉄のホームに、「ピヨピヨ」や「カッコー」という鳥のさえずり音が流れていて、なんだろうと思ったのです。地下鉄通勤者(たとえば夫のボロボロになって通勤していた日々を思い出す)へのせめてものねぎらいの環境音楽?イージーリスニング的な・・・?そうだとしたら、人によってはさらなる怒りを持つかもなぁ。・・・と、思っていたら、全然違ったのです。目の不自由な方にとっては誘導の音なのですねぇ。知らないことばかり。
こちらの画像も大きなサイズで失礼いたします。与謝野晶子さんやら寺山修司さんやらのお名前が書かれている同じ紙面に自分の名前が載っていて冷や汗。「ウィットのきいた」という評はことのほかうれしいです。(ただ自分ではこの5首はそんなにウィットがきいているように思わないのです。でもこれ以上やりすぎると「詩情がない」みたいなことなんだろうなぁ。俳句と川柳の違いみたいなところで。)
〇 宮島全国短歌大会
これは色紙です。夫の親戚のような方が宮島に住んでいるため応募したところ、賞をいただきました。入選歌は実際に厳島神社に飾られるのです!イツクシマシュラインに!後日、賞状とともに色紙も送付してくれました。
副賞に宮島彫というものもいただきました。表彰式には参加できず残念でしたが、なによりその親戚の方が見に行ってくれたこと、喜んでくれたことが、うれしかったです。
〇 佐佐木信綱顕彰歌会
頭が痛すぎて「脳神経科」というところに通うようになりました。自転車で行くのですが、その道に自動車整備工場がけっこうあり、夏の暑いさなか、お盆の直前まで火花を散らしてお仕事されてました。むしろ皆がマイカーを使おうというその時期は忙しいのかもしれませんね。
こちらも授賞式に参加できず無念。賞状、そして素敵な文鎮を頂きました。
〇 公募ガイド
東京歌壇でも選者をしていらっしゃる東直子さんが、公募ガイドという雑誌でも短歌のコーナーをやってらっしゃる(そして賞金がある!)ということで毎月応募しています。
テーマは「猫」。秀逸に選んでいただきました。ヨガのポーズです。
賞金があるというのは、借金大魔王のわがやにはありがたいのです。ローン、30年切りました(働けという話ですけどね・・・)。
〇 そ、そ、そして、1月にはちょっと名誉なものの佳作に入りましたので、お楽しみに。
こう見るとなにやらいろいろ入選して浮かれているかのようですが、落ちているものが10倍くらいあります。ブラッシュアップするにも歌会などに出られず、独学独学。
でも見えてきたのは、目にしてくれる人が何かクスッと笑ったりほっこりしてもらえるようなものを私は目指しているのだなぁということです。そういうことは短歌という形式ではあまり評価されないかも知れないけれど。
2016年の俳句との格闘も少しあるので、おつきあいいただければと思います。
新聞編:短歌2016下半期 [短歌・俳句]
短歌のお話です。下半期の格闘をまとめたいのですが、長くなるので、まずは新聞編から。
〇 読売新聞
二度名前を呼ぶと、こどもはその呼ばれ方で「あ、なんかおこられる」と察知する模様。ただ、いつもこんな風に余裕を持って叱っているかというと・・・がんばります・・・。
〇 東京新聞
下半期から、東京新聞にも投稿するようになりました。
こんなのを特選に選んでいただけるありがたさ。
こちらも、本当にこんなのを選んでいただいて(そして月間賞まで頂いてしまって)、かたじけないという言葉しかありません。
説明すると、新聞に恋愛小説の作家さん(女性)へのインタビュー記事が載っていました。記事の最後の最後に「五十七歳。」のように書かれていて、ご本人が読んだらどう思うだろうなあ、と。苦笑いを表す苦さをいろいろ模索。
日経新聞に広告が出ることがあります、この雑誌。
地元の商店街でサンバカーニバルの催しがあり、ぜひともこどもに見せたいとつれて行ったのですが、露出の激しい踊り子さんたちが次々と前を通るたびにこどもの頬をなでていってくれました。こどもに感想を聞くと「さいしょ、びっくりしたんだ」とのこと。
いつだったか、一時帰国した夫が二個入りの雪見だいふくの一つを食べ、一つを私に残しておいてくれました。でもフタをぺらっとめくったまま冷凍庫に入れてあったので霜が降りていました。本人に言わせれば「そんなのはやく食べればいいのに」
分かりづらい・・・。コンビニでおでんの白滝を買って、食べたらぜんぜん味がしみていませんでした。容器はお風呂でこどもと遊ぼうと思ってフォークで穴を開けました。ということなのですが、「混沌」が七つの穴(目・口・鼻・耳)を開けられて死んでしまったというエピソードを思い出したのです。
どんな手かというと、片手が上、片手が前に伸び、やや弧を描いている状態です。(分かるかなぁ)
皿屋敷のお菊さんです。いちまーい、にまーい、の。クレジットカードの広告で「このデザインは枚数限定!」と書かれていてふと限定じゃないものってあるんだろうかと思いました。お菊さん、無限だと数え続けるしかなくて大変。
全国紙より載りやすいのですが、載っても特選でなければ何もいただけな・・・ケフン、いや、載るだけありがたいことです!毎週日曜日に東京新聞を買いに行くようになりました。
焼きそばパンもキムチも [子育て]
ブログの更新がままならなくてじれったい。こどもの成長の記録も、入選した短歌などもちょくちょくお知らせしたいのに・・・。4月になれば幼稚園に預ける時間ができるから、それまでのガマン・・・。
2歳7、8ヶ月のころのことを記録しておきたいと思います。
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○もやしはどうやって
○キムチ、そして焼きそばパン
○サボテンのトゲは
○眼鏡の跡は
○オーシャンゼリゼの歌詞
の順です。(長いです・・・)
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○もやしはどうやって
質問の種類が増えてきた。「どうして?」「たとえば?」「~~って、きいてごらん」(例:「○○(子の名前)はなにがたべたいって、きいてごらん」)等々。「これなーんだ」と、クイズを出題したりする。
ある日、「もやしはどうやってできるの」と聞かれた。
焦った。私も知らない。
育てることにした。
世の中知らないことばかり。
都会育ちのもやしっこにはならないように・・・。
○キムチ、そして焼きそばパン
こどもの風邪がうつりそうだなぁという日、白いご飯にキムチを乗せて食べようとした。それを見て、こどもは固まった。「辛いから○○は食べられないよ」となんでもない風に言うと、こどもは自分のご飯を食べずにじーっとキムチを見ていて、「どうしたの?」と聞くと、じわ、じわと泣き始めた。「いいなーとおもってるよー!」そして号泣。泣き止まないので、「辛いから出すんだよ」と言いながら一口食べさせてみた。その辛さに、また泣いた。
最近、朝ごはんに焼きそばパンを出した。焼きそばがわりとぎっしりのパンだった。小さな口と手ではうまく食べられず、大量の焼きそばがこぼれた。とはいえ、お皿の上だ。「パンと焼きそばと、別々に食べればいいんじゃない?」と提案したところ、こどもは号泣。私の膝の上に座らせて落ち着かせようとしても、泣き止まない。
その上、なにに対してか怒り始めた。「パンをこうやって閉じて食べるといいよ」と言っても、「ちがうんだー!」と言い、こぼれた焼きそばを乱暴に手で掴み、パンに叩きつけた。開いたままのパンの上の焼きそばにかぶりつく。とっさに膝に乗せたので私は自分の朝ご飯が食べられない。「お母さん薬飲みたいから何か食べてもいい?」「あとで!」
今後キムチも焼きそばパンも面倒くさいから買うまいと思った。
○サボテンのトゲは
「ももんちゃん」というシリーズの絵本があり、図書館で片っ端から借りてきている。
その中に、サボテンが出てくる。お話の中で、サボテンがももんちゃんをチクッとしてしまう。
こども「○○がさぼてんを、えーいっ!とするよ」と言い、グーを突き出す。バイキンマンを倒すアンパンチの要領で。
私「でもサボテンはわざとじゃないよ。悪いなぁと思ってるよ」
こ「○○がさぼてんのはりを、はさみでちょっきん!するよ」
私「でもサボテンのはりは、○○の手みたいなものかもしれないよ。切ったら痛いかもしれない」
すると、こどもはしばらく考えていて、
こ「○○のつめみたいに、やすりでなめらかーにすればいいよ!」
と言った。
○眼鏡の跡は
そんな発想を新鮮に思っていたある日、私の眼鏡の跡(鼻の付け根の)がもうぜんぜん消えないんだ、という話をしたら、
「けしごむで、けしけしすればいいよ!」
と言われた。う、うん・・・消えると良いね・・・
○オーシャンゼリゼの歌詞
半額セールをしているときに、この本を買った。「せかいのおうたえほん」
世界の歌が16曲入っている。(↓曲の内容は拡大して見てください)
歌詞は、日本語。
そして、このオー・シャンゼリゼの歌詞が、とても身にしみる。
「まちを あるく こころ かるく
だれかに あえる このみちで
すてきな あなたに こえを かけて
こんにちは ぼくと いきましょう
オー シャンゼリゼ オー シャンゼリゼ
いつも なにか すてきなことが
あなたを まつよ オー シャンゼリゼ」
こどもは今まさに誰にでも「こんにちはー」と声をかける時期だ。正体不明のポスティングスタッフのおじさんにも声をかける。
幼稚園入園を前に、私は「ママ友」という言葉にすでにおどおどしてしまっているけど、「いつもなにかすてきなことが」待っていると思おうと思った。世界に対する親の態度・気持ちは、子に伝わるのだろうなぁ。
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長々と読んでいただきありがとうございました。
ちょうど去年の12月にやっと私のことを「かぁ」と呼んだ子が、いまやこんなに話すとは。「2歳は爆発的に語彙力が増える」というのを実感しています。